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きのうで、東日本大震災の発生から、31日が経った。
あの日と同じ日付の日に、まるで示しあわせたかのような最大6強の余震。日立では5強の強い揺れがあった。おまけに空は激しい雷雨。 きょうも最大6弱、日立で5弱の強い余震が発生。 昨夜から余震の余震で、数分おきに家が揺れ続け、眠った気がしないし、よみがえってしまった恐怖とおさまらない不安で、体にも心にもいやな疲れがたまってよどんでいる気がする。 自然に向かって怒ったってしょうがないけど、めちゃくちゃ怒りたい!ともんもんと思っていたら、今日の読売新聞の朝刊で編集手帳の記者さんが地震に怒っていた。被災地の子どもたちに送るスクールバッグを募集していた日本手芸普及協会の活動報告にも、地震いいかげんにしろ、という一文が添えられていた。 そっか、みんなも怒りたいんだ、と思ったと同時に、この1ヶ月でわたしたちひとりひとりのエネルギーも、地震に向かって怒るということができるほどに回復してきているのかな、とも思った。震災直後はだれかやなにかに向かって怒ったり、気持ちをぶつけたりするエネルギーそのものが、自分自身のなかからぽかんと抜けてしまったような、消えてしまったような感覚だったから。 ふだんは怒るのも怒られるのもいやな気持ちがするものだけど、いまのこのみんなの怒りはすがすがしくて気持ちがいい。 思いきって、地震のばかやろーって(ついでに、花粉のばかやろーとかも)怒ったら、心もすっきりするし、なんとなく恐怖や不安もやわらぐ気がする。 そうか、震災の痛手から立ち直る、復興する、というのは、地震や津波を引き起こした大自然の力とたたかう、ということなんだなぁ、きっと。 いつ襲ってくるかわからない震災に負けないための備えをする。地震に負けない家を建てて、津波に負けない町を作る。 地震は怖い。津波は怖い。 それでも、いつ来るのかはわからないけど、陸の上で生きているかぎり、これからもまた大きな地震が起こるときがかならずくる。 だけど、負けないぞーーー、と。 わたしはそういう気持ちでいこう、と思った、31日後。
by midinette-29
| 2011-04-12 16:17
| [life]Journal
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